救急救命はテクニックも大事だけど、積極的に実行する勇気も大切。

私は職場が医療系と言うこともあり、緊急時の対処や蘇生法について時々実習があります。そのためテクニックには自信があるのですが、私たちに大切なのはテクニックよりも恥ずかしさに打ち勝って「救助したい」という思う心意気だと思います。

先日そんなことを痛感する場面に遭遇しました。街を歩いていると、道にうずくまっている初老の男性を見かけました。

どうしたのかな、と思って少し離れたところから注視していると、苦しそうに胸を抑えてそのまま道に倒れ込んでしまいました。とっさに訓練した内容を思い出し、初動処置を試みることにしました。

ただしここで立ちはだかるのが「恥ずかしさ」と「自信のなさ」。「自分ごときがそんなことをしていいいのだろか?」とか、「周りの人はどう思うだろうか?」なんて考えがよぎるのです。

「正義感ぶってなにやってんの?」なんて思われるんじゃないだろうか、と変なことを考えてしまったのです。それでも勇気を振り絞って駆け寄り「大丈夫ですか?」と尋ねますが、すでに意識はなく返答はありません。

実習の知識ではこのまままっすぐ上向きに寝かせて気道確保・・、と覚えていたはずなのですが、実際現場に立ち会うと自信がなくなります。呼吸と心拍を確認する前に「心臓マッサージしなきゃ」なんてプチパニック。

その前に応援を呼ぶんだった、と薄れていく記憶をたどり周囲の人たちに応援を頼むのですが、周りは遠巻きに見ているだけで協力してくれる気配もありません。段々と不安が募っていきます。

訓練だと周囲にいる人を指さし「あなた、救急車をお願いします!」とやる手はずなのですが、緊張しているの様々な感情がないまぜになって、声が出てこない。我ながら情けないと思いました。

この時は私があたふたしているうちに誰かが呼んでくれた救急隊員がやってきて、テキパキとその後の処置をしてくれました。結局倒れていた男性は救急車で運ばれていったのですが、その後助かったのでしょうか?救急隊員がやってきたときも状況を説明するのがやっとでしどろもどろでした。

救急救命のテクニックを勉強することも大切ですが、もっと根幹にある考え方を訓練することも大切だと痛感した出来事でした。いざという時のためにも、できるだけリアルな現場を想定して訓練することも大切です。

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